1975年 シニア隊 第一回北八ヶ岳合宿

日野2団のシニア隊(高校生・現名称ベンチャー隊)は1973年に発足しました。
1974年には奥秩父縦走登山。1975年には南アルプスの日本で二番目の標高の北岳登山を行っています。
この写真は1975年から始まった北八ヶ岳の合宿・通称「北八つ」で宿泊した山小屋、上智大学北八ヶ岳ソフィアヒュッテの全景です。

日本で最古の山小屋ともいわれる小屋で、1935年(昭和10年)に上智大学の山岳会のメンバーが建てたもの。
時代背景は日本は軍部が台頭。翌年、2.26事件が起こっている。

この通称「北八つ」は大体5日間の日程で3月末に行われる日野2団の伝統になったプログラム。

国鉄小海線の松原湖駅下車で小屋まで約5時間。食料等1人30キロオーバーの荷物を背負って、途中から雪道、直登、林道歩きとハードな行程を経て山小屋まで。雪上訓練、周遊プログラム、登山(北八ヶ岳天狗岳アタック・標高2640m)、予備日等のプログラムをこなしました。

高校受験が終わったばかりのスカウトには、泣きの入るプログラムでした。ここで上進の式を行います。

ただ、本当に素晴らしい体験の数々でした。雪山合宿の経験は代えがたい経験で、電気すらない小屋で自炊で個々の力を試されるものでした。

力を合わせて5日間を過ごす。そう、先輩方のスキルが凄かった!準備の段階から帰るまで、ドラマの数々が満載でした。

小屋の真ん中に薪ストーブがあり、それを常に燃やすのでススけて人もモノも燻製状態でした。もちろん風呂なんて入りません。
帰りの小海線の列車内で嫌がられるのも当たり前です。(笑)

その後、ソフィアヒュッテが上智大の貸し出しルール変更で使えなくなり、近くの稲子湯の「しらびそ小屋」に代わり、残念ながらいまはプログラム自体が出来なくなっています。

ちなみに上智大学北八ヶ岳ソフィアヒュッテは現在は閉鎖。1992年には下に小海リエックススキーリゾートが開業。小屋から遠くでスキー場の音楽が聞こえるように。

ただ、閉鎖前にロワゼール神父様(カナダへ帰国前)と八千穂山荘(前オーナー)とY.Mで小屋を見に行っています。小屋は相変わらず深い森に昔のように建っていました。

1975年 シニア隊 第一回北八ヶ岳合宿